2005年09月03日

大分が経営危機

大分トリニータを運営する大分FCが
債務超過で経営危機に陥っているとこと。

大分FC経営危機 累積赤字7億円超 債務超過3億4千万円《大分合同新聞》

 大分トリニータを運営する大分フットボールクラブ(大分市、溝畑宏社長)が、メーンスポンサー撤退の影響などから経営危機にひんしていることが、一日開かれた経営諮問委員会で明らかになった。累積赤字が七億円を超え、債務超過額は約三億四千万円に上っており、深道春男委員長は「一般の会社であれば、民事再生法を申請してもおかしくない状況」と説明した。


 経営改善を図るため、県内の企業経営者らに委嘱した委員会の第二回会合では、同社が策定した中期五カ年計画などを協議。終了後の記者会見で深道委員長は「運転資金の確保が喫緊の課題。民間だけでなく公的資金を視野に入れた資金調達が必要。県民の支援を受けるからには会社の情報を開示し、返済計画や増資の実施状況を示さなければならない」と強調した。

 同社の二〇〇五年三月期決算は、売上高が十三億四千四百万円で、前期比16・2%減。経常利益は四億一千五百万円の赤字(前期は五千万円の黒字)。当期純利益は四億一千六百万円の赤字(前期は五千二百万円の黒字)。累積赤字は七億二千五百万円。債務超過額は三億四千四百万円。

 ペイントハウスの撤退によりスポンサー収入が約三億円減少したにもかかわらず、戦力維持のための監督・選手の報酬、外国人選手獲得のためのコンサルティング料などが増加したことから、大幅な損失を計上。〇五年四月以降も選手の大型補強により、労務費が膨らんでいる。

 資金繰りは行き詰まっており、経営基盤安定のため長期借り入れや社債発行、増資が不可欠。関係者によると、今後は最低でも二〜三億円が必要だが、債務超過や担保となる資産がないこと、黒字経営への転換が不透明なことから金融機関からの調達は厳しいもよう。

 過去五年間の決算で同社が黒字になったのは、J1初年度の効果が表れた〇四年三月期のみ。金融機関関係者は「キャッシュフローを無視した場当たり的な資金繰りに終始している。資金管理をはじめとする経営危機意識が極めて希薄」と厳しい見方をしている。


大分トリニータの経営面からこれまでの動きをまとめてみると、

1999年 運営会社「株式会社大分フットボ−ルクラブ」設立
    ↓
2004年 メインスポンサーでもあり社長を勤めていた星野氏の会社
    ペイントハウスの経営悪化が表面化
    ↓
    大分企業支援ファンドから1億円の支援受ける
    ↓
    胸スポンサーに小室哲也氏のトライバルキックス決定
    ↓
    星野氏の後を受けて、県参事の溝畑氏が新社長に就任
    ↓
2005年 トライバルキックス、スポンサー撤退
    しばらく胸スポンサーのない状態に
    ↓
    6月に胸スポンサーにマルハン決定

個人的な印象としては、
ペイントハウス撤退から小室氏の一時的な関与のあたりは
結構経営苦しいんだろうなという印象を持っていた。
だけれども、マルハンのスポンサードが決まって、
ある程度は安定するのかなと安堵していた。
事実、6月の株主総会では、
13億という前期の売上が報告され、
今期はスポンサーがついたので
18億の売上予算を目指すと報告されていた。

でもここにきての債務超過の報道。
うーん大丈夫か、大分。


ここで一点だけ、大分の経営上の問題を指摘しておきたい。

観客の動員力を見てみると、
昨年の大分は、合計377,575人、1試合平均20,976人を集めている。
J28クラブ中5位の成績。
僕のサポートしている仙台と観客動員の総数はほぼ同等。
だけれども、下の表にあるように入場料収入がぜんぜん違う。
特に客単価で見ると、倍近く違う。

【表1】大分-仙台 入場料収入比較表
チーム名総動員数(*1)1試合平均入場料収入(*2)客単価
大分377,57520,976407,655,0001,080
仙台356,35916,198741,000,0002,079
(*1)大分は、リーグ(J1)戦、ナビスコカップの合計
  仙台は、リーグ(J2)戦の合計
(*2)大分は、オフィシャルに過去掲載されていた、
   株主総会で報告された業績概要より
  仙台は、河北新報に掲載された「(今期)入場料収入はチケット値下げの影響で、
   昨季より8100万円少ない6億6000万円と見込んだ。」という
   記事より類推。

なぜこんなに差がついてしまうのかは分からない。
かなりディスカウントしてチケットを販売してるのか何なのか。
単純に客単価をあげてしまったら、
来てくれる人たちが減ってしまうのかもしれないが、
1試合平均2万人を集められるポテンシャルがあるのだから、
この経営資源を生かして、何とか経営再建に努めてもらいたいと思う。








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 Jリーグ1部(J1)・大分トリニータを運営する、(株)大分フットボールクラブの経営諮問委員会が1日に開かれ、クラブ経営の危機に陥っていることが判明した。 【累積赤字】7億2500万円 【債務超過】3億4400万円  つまり、自己資金よりも借金が3億円以上....
J1・大分トリニータの経営危機 累積赤字7億円超【世界の端っこで何かをボヤく】at 2005年09月04日 09:37
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まずは地元・大分合同新聞の記事から 大分FC経営危機 累積赤字7億円超 債務超過3億4千万円 大分FC がけっぷち 広がる波紋 サポーターも「心配」 大分合同新聞  より はっきり言ってこの報道にはとても衝撃を受けた。 あまり景気が良...
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