2004年09月11日

沖縄かりゆしFC、監督・全選手退団へ

沖縄をホームタウンにしているサッカークラブ、
沖縄かりゆしFCに所属する、加藤久監督はじめ全27選手が、
今期終了後退団することがわかった。
《琉球新報の記事へはこちらから》

沖縄かりゆしFCは、現在九州リーグで2位につけている。
来期のJFL入り、そして将来的にはJリーグ入りを狙っていた。
しかし今期の初め、メインスポンサーのかりゆしホテルズが、
来期以降の支援を取りやめると発表していた。
それに代わるスポンサーをクラブ側は探していたが、
それが決まらず、そこに生じた不信感で所属する選手・監督が
退団するということになった。

「かりゆし」というのは、沖縄の方言で、自然との調和、
自然の恵みで私たちが生かされているという意味らしいが、
クラブがつけていた「かりゆし」はそういった一般名詞ではなく、
単に親会社の名前の意味しかなかった。
事実、クラブのホームページのURLは
http://www.kariyushi.co.jp/soccer/で
株式会社かりゆし(かりゆしホテルズ)http://www.kariyushi.co.jp/
のホームページの中に作られている。
このような状態で、親会社が支援しなくなったら、
存続できなくなるのは、ある意味当然だろう。
結局、昔の実業団スポーツと同じで、
「かりゆしホテルズサッカー部」の域を出なかったわけだ。

今回の事態に沖縄かりゆしFCの與那嶺社長は
来期以降の展望について、「来季は(今季予算の)半額は確保でき、
新規スポンサーも探している。監督や選手を
一から集め、Jリーグを目指すのは4、5年後」と
話しているらしい。しかし、このクラブは、以前に、
元日本代表のラモス瑠偉をテクニカルディレクターに迎えて
チーム作りをしたが、02年にフロントと対立により
そのラモス氏を解任した経緯がある。今回も同じような
ごたごたを繰り返した。このようなクラブにJリーグの理念に
根ざしたクラブが作れるのか、はなはだ疑問だ。

このブログでも以前に書いたが、大分トリニータ
親会社の経営不振という同じような状況に陥ったが、
自助努力によって、きちんとクラブを存続させている。
本業が不振のスポンサーやJリーグの理念を理解していない
経営者が経営から退場するのは当然のことだが、
そのことにより、地域に根ざすクラブ自身の存続が
危ぶまれるのは問題だろう。
地域のクラブは、スポンサーと違って公共のものであるし、
永遠に続いていかなければならない存在なのである。
今後、Jリーグを目指すクラブは、
沖縄かりゆしFCを他山の石として、
しっかりと地域に根ざしたクラブ作りを進めてほしい。


もっと全国でJを目指すチームを知りたい人はこちら










○今の流行をチェック!サッカー人気Blogランキング○
↑サッカー部門で現在3位。(2004/09/11 16:30確認)

△そのほかのジャンルはこちら。人気Blogランキング△

この記事へのトラックバックURL

http://app.blog.livedoor.jp/achakun/tb.cgi/6710003
この記事へのトラックバック
■本日はおとめ座の山田暢久選手のお誕生日です。おめでとうございま〜す。 残念ですが、明日はさすがに大分までは行けません。 なので、等々力で川崎の昇格見てこようかと思います。 アウグストとジュニーニョのサイン会があるらしいです。 公式にあるマルクスのインタ
おめでとうございます【RUBER】at 2004年09月13日 23:20
この記事へのコメント
ついに、大変なことになっちゃったみたいですね。

・・・。
たしか、ここから分裂して作られたチームがありましたよね。
そちらには頑張ってもらいたいです。
Posted by みやっち at 2004年09月12日 14:12
>みやっちさんへ

それはFC琉球のことですね。
http://www.fcryukyu.com/
元ベガルタの藤吉信次などが所属しています。
天皇杯の県予選準決勝でかりゆしと戦って、勝ったようです。
その結果、かりゆしの選手の退団がこのタイミングになったようです。
確か今日沖縄県の決勝だったはずですが、結果はどうなったのでしょう?
Posted by あちゃくん at 2004年09月12日 23:29
加藤久監督も、かりゆしFCから話があったときに、知人から「集団退団騒動があった様なチームを引き受けるのはどうか?」っと言われながらも、平良朝敬社長から、「地域にもう1度、夢を与えたいから力を貸してくれ」と言われ、男気で引きうけたのだが、結局こんな事になってしまった。今年1年間は、かりゆしFCと、選手や加藤にとって、無駄な1年間だったとしか言い様がない。

うちのチーム(トリニータ)は、確かに今年メインスポンサーが経営不振で変わりましたが、750社以上の企業がスポンサーになって頂いていて、かりゆしFCの様に、実業団チームみたいな状態ではないので、管理人さんが言われているように、自助努力によって、クラブを存続させる事ができています。
でも、まだまだ厳しいのは間違いありませんが。
しかし、こんな田舎チームでも、Jリーグでやって行く事によって、Jリーグを目指すチームの模範になれれば、いいなっと思っています。
Posted by 吃驚仰天 at 2004年09月13日 00:50
>吃驚仰天さんへ

トリニータは、まだまだ難局だと思いますが、非常にがんばっていると思います。新しい社長さんは5年以内にJ1優勝を目標として掲げているようなので、がんばってもらいたいと思います。
Posted by あちゃくん at 2004年09月14日 00:28