来期のJ2入りを目指すザスパ草津の
試合運営のボランティアをするためだ。
JFL後期第10節、ザスパ草津VS佐川印刷。
スタジアムは草津町本白根第3グランド。
ザスパにとっては今期最初にして唯一の草津でのゲーム。
天気は快晴だが、風が冷たく、身が凍る思い。
これが上州名物空っ風なのかと妙に納得。
ボランティアとして最初にやった仕事は、再入場ゲートでのチケットの確認。
試合会場に再入場する人たちがちゃんと
チケットを持っているかの確認をしたり、
また、外に出る人たちにチケットを
持って出るようにアナウンスしたり
するのが仕事だ。
「再入場の方はこちらでチケットを
確認させていただいてま〜す」
そんな声を張り上げて、お客さんに
アナウンスしていると、
隣の入場ゲートでは、なにやら薬玉が用意された。
今日の試合で観客数のJFL新記録を打ち立てたとのこと。
そのお祝いの薬玉だ。
この日集まった、2174人によって、
99年横浜FCの5万3045人を抜いて、
5万3596人の新記録だそうだ。
まだ数試合ホームゲームが残っているので、
この記録は伸びていきそうだ。
観客動員力だけでいけば、J2に入る資格は十分だ。
今回の試合会場は、車じゃないといけないものすごく遠くにある。
東京から車で5時間。
また、観客席等の基準が、
試合開催の基準を満たしていないので、
来年Jに上がったとしてもこの会場で
やることは無いらしい。
でも、そんなデメリット以上に
魅力のある会場だった。
何よりもピッチが近く、選手の声、ボ
ールの音が直に伝わってくる。
ゴール裏にはこの日のために作られた仮設スタンドでサポーターが声援を送る。
また、電光掲示板なんかは無いので、手作り感満載のスコアボードが、
試合経過を刻む。
すごいアットホームな感じ。
試合は双方退場者を出して、10人対10人で展開。
後半ゴール前のFKを寺田選手が
左足を振りぬき決めて、1-0。
そのままのスコアで試合は終了した。
試合が終わって、ゴール後ろの広告看板を片付けていると、
この日前半でレッドカードを受けた元日本代表の小島選手が
気さくに声をかけてくれた。「以前はこの看板の片付けも選手が
やっていたんだよ〜。それを今はボランティアの人に
やってもらっている、それだけでも待遇がよくなったなぁって感じるよ」
本当にこのクラブは選手との距離感が近い。
JFL新記録だといって喜んだ観客数だが、
その前の週、僕が見に行ったレッズVSマリノスの
1試合分の観客数にも満たない。
しかし、J1のトップレベルの試合とはまた違った幸せが
そこにはあった。
間近で見れる選手の迫力。
選手を見守る観客の暖かい視線。
大会場ではありえない、幸福感が、
草津の青い空の下、緑の芝生の上に確かにあった。
「スポーツで幸せな国へ」を支える地域が
ここ草津にもあった。
こういった地域が増えて、全体として幸せな国になれれば
という思いを胸に家路に着いた。
最後に、余談ながら。
佐川印刷を一人で応援していたサポーターがすごかった。
一人で旗を振り、歌をうたい、太鼓を叩き。
めちゃめちゃ熱かった。
かっこよさという意味では、ピッチの中も含めて、
彼が一番だったかもしれない。
敵ながらアッパレだった。
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↑サッカー部門で現在18位。(2004/10/30 14:30確認)
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