2004年10月30日

草津で感じた、スポーツがある幸せ。

先週の土曜日、僕は草津に行った。
来期のJ2入りを目指すザスパ草津の
試合運営のボランティアをするためだ。
JFL後期第10節、ザスパ草津VS佐川印刷。
スタジアムは草津町本白根第3グランド。
ザスパにとっては今期最初にして唯一の草津でのゲーム。
天気は快晴だが、風が冷たく、身が凍る思い。
これが上州名物空っ風なのかと妙に納得。

thaspa_kusudamaボランティアとして最初にやった仕事は、
再入場ゲートでのチケットの確認。
試合会場に再入場する人たちがちゃんと
チケットを持っているかの確認をしたり、
また、外に出る人たちにチケットを
持って出るようにアナウンスしたり
するのが仕事だ。
「再入場の方はこちらでチケットを
確認させていただいてま〜す」
そんな声を張り上げて、お客さんに
アナウンスしていると、
隣の入場ゲートでは、なにやら薬玉が用意された。
今日の試合で観客数のJFL新記録を打ち立てたとのこと。
そのお祝いの薬玉だ。
この日集まった、2174人によって、
99年横浜FCの5万3045人を抜いて、
5万3596人の新記録だそうだ。
まだ数試合ホームゲームが残っているので、
この記録は伸びていきそうだ。
観客動員力だけでいけば、J2に入る資格は十分だ。

thaspa_stand今回の試合会場は、車じゃないといけない
ものすごく遠くにある。
東京から車で5時間。
また、観客席等の基準が、
試合開催の基準を満たしていないので、
来年Jに上がったとしてもこの会場で
やることは無いらしい。
でも、そんなデメリット以上に
魅力のある会場だった。
何よりもピッチが近く、選手の声、ボ
ールの音が直に伝わってくる。
ゴール裏にはこの日のために作られた仮設スタンドでサポーターが声援を送る。

thaspa_scoreまた、電光掲示板なんかは無いので、
手作り感満載のスコアボードが、
試合経過を刻む。
すごいアットホームな感じ。








thaspa_pitch試合は双方退場者を出して、
10人対10人で展開。
後半ゴール前のFKを寺田選手が
左足を振りぬき決めて、1-0。
そのままのスコアで試合は終了した。





試合が終わって、ゴール後ろの広告看板を片付けていると、
この日前半でレッドカードを受けた元日本代表の小島選手が
気さくに声をかけてくれた。「以前はこの看板の片付けも選手が
やっていたんだよ〜。それを今はボランティアの人に
やってもらっている、それだけでも待遇がよくなったなぁって感じるよ」
本当にこのクラブは選手との距離感が近い。

JFL新記録だといって喜んだ観客数だが、
その前の週、僕が見に行ったレッズVSマリノス
1試合分の観客数にも満たない。
しかし、J1のトップレベルの試合とはまた違った幸せが
そこにはあった。
間近で見れる選手の迫力。
選手を見守る観客の暖かい視線。
大会場ではありえない、幸福感が、
草津の青い空の下、緑の芝生の上に確かにあった。
「スポーツで幸せな国へ」を支える地域が
ここ草津にもあった。
こういった地域が増えて、全体として幸せな国になれれば
という思いを胸に家路に着いた。

最後に、余談ながら。
佐川印刷を一人で応援していたサポーターがすごかった。
一人で旗を振り、歌をうたい、太鼓を叩き。
めちゃめちゃ熱かった。
かっこよさという意味では、ピッチの中も含めて、
彼が一番だったかもしれない。
敵ながらアッパレだった。





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