2007年03月28日

甲府は債務超過解消

J2ができてから数年は、

赤字に苦しんでいた甲府が、

ついに累損を解消したようです。

''VF甲府、J1効果で6季連続黒字~~経常利益2億4550万円、債務超過を解消《山梨日日新聞》''

> サッカーのJリーグ1部(J1)ヴァンフォーレ甲府(VF甲府)の主要株主4者による第19回経営委員会が26日、山梨県庁で開かれ、ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブがJ1に昇格した昨季(決算年度2006年2月1日−07年1月31日)のチーム運営状況を報告した。経常利益は前年度比168%増の約2億4550万円で6季連続の単年度黒字となった。2000年度末に約1億2000万円あった債務超過は、再建6年目で完全に解消。4億5000万円あった繰り越し損失も、約2億3600万円と半減した。~~ ~~ 同クラブの説明によると、経常利益の大幅増は入場料、広告、クラブサポーター、Jリーグからの配分金、その他収益のいずれもが05年度から倍増したもので、まさに“J1効果”だった。

まず何よりも、黒字にすること、

黒字を継続することにこだわってきた甲府の海野社長。

そしてようやく、社長以下スタッフの努力が実って、

累損を解消することができました。

これで財務的に安定してくれば、

いろいろと攻めの手を打ってくるのでしょうね。

甲府が今後どういったクラブになっていくのか、楽しみにしています。

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2007年02月21日

甲府、初の強化担当設置

今年J1残留2年目のジンクスに挑むヴァンフォーレ甲府が

ようやく強化担当を置けるようになりました。

''甲府「真のJ1」へ初の強化担当 経営基盤安定、長期展望《IZA!》''

> サッカーJリーグのヴァンフォーレ甲府は今季、J1で2年目を迎える。チームは3月3日の開幕に向けて新チームの陣容固めに励んでいる。クラブは6年連続の単年度黒字が見込まれ、経営基盤は着実に安定してきた。これに伴い、チームは今季、近年にない大量8人の高・大卒選手を獲得し、育成システムの充実などJ1定着をにらんだ長期的戦略に踏み出した。海野一幸社長は「真のJ1チームへの元年」と意欲を示す。~~ ~~ 「やっと、ここで強化・育成に目を向けられ、力を入れられるようになった」。海野社長は感慨深げに話す。甲府は今季初めて専任の強化育成担当を設置し、トップチームコーチだった結城治男部長が就いた。選手補強やスカウティングには欠かせない部署で、ほとんどのJチームが設けている。約4億円の累積債務を抱えてクラブ存続が危ぶまれた甲府にとって、そこまで手が回らなかったのが実情だ。~~ 大量の新卒選手の獲得は、主力組の石原、藤田、山崎らが今年28〜29歳を迎え、2、3年後をにらんだ世代交代が課題となっていたからだ。海野社長は「甲府の数年後を考えて、若手への転換期を迎えていた。平均年齢でバランスの取れた形となった」と自負する。~~ 若手中心の補強は大木監督の考えでもある。バレー、倉貫と中心選手が抜けた今季、Jリーグが2部制になった平成11年以降、昇格12チームのうち2年目で降格したのは3チームあることを考えれば、自由契約になった森岡、秋田ら元日本代表選手の補強も考えられた。実際、クラブ側が大木監督に彼らの獲得を提案したが、長期展望でチーム強化を考える監督に拒否されたという。~~ ~~ スカウトだけでなく、G大阪や横浜Mなどのようにジュニアユース、ユースの下部組織からトップチームに選手を輩出できる育成システムの充実にも着手。トップチームが今季、昭和町のグラウンドを優先的に使用できるようになったのに合わせ、ユースなどもナイター設備が整った南アルプス市の施設の優先使用権を獲得した。~~ 「J1の真のチームとして方向転換を図る元年になった」と海野社長が評する態勢づくりに踏み出せたのは、クラブの経営基盤の強化が根底にある。5年続く単年度黒字は18年度も1億6000万円前後の黒字を見込む。J1に昇格した効果で収入、支出ともにJ2時より倍増した。今季の年間運営費は前年より約2億円多い約15億円を予定。債務超過は解消の見通しで、「会社は黒字体質になっている」(海野社長)。~~ ただ、累損は依然として約2億5000万円が残る。海野社長は「甲府には赤字を補填(ほてん)してくれる主要企業がない。単年度黒字を出していかないと、クラブは存在しなくなる」と「身の丈」経営の堅持を説く。~~ とはいえ、決して消極的な経営で収斂(しゅうれん)するつもりはない。日本サッカー協会の川淵三郎会長が標榜(ひょうぼう)する「地域密着型クラブ」の具現化を目指す。すでに富士急行、甲府商工会議所から増資を得、スポンサー企業も約250社を数える。「もっと地域と密着するために地元で影響のある人とのパイプをつなげたい。多くの組織・会社に出資してもらうことで、クラブの信用や価値が高まる」と海野社長は知恵を絞る。

J2が始まった頃のぼろぼろだった甲府を知っているものとっては、

こういったニュースを聞くと、「だいぶ大きくなったなぁ」と、

親戚のおっちゃんのような気分になります。

この記事の中でも、特に嬉しく思うのは、

債務超過解消の見通しだということ。

小さなクラブでもやればできるんだというのは、

非常に勇気付けられます。

債務超過を解消したら、経営陣の次の目標は

累損の解消ということになるのでしょう。

この状態で行けば、累損も2,3年のうちには解消するのでしょうか?

もしチームの成績が伴わず、J1から落ちてしまったとしても、

累損の解消に向けて、海野社長にはがんばってもらいたいものです。

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2007年01月31日

グラウンドとクラブハウス、甲府も着々とJ1仕様に

今まで専用グラウンドを持っていなかった甲府が、

その流浪の生活とおさらばします。

中巨摩郡昭和町所有のクラブハウス、グラウンドを

4月から優先使用できることになりました。

''甲府に専用グラウンドとクラブハウス《ニッカン》''

> J1で2年目を迎える甲府が変革の時を迎えた。山梨・甲府市内で新加入選手を発表した15日、県内の練習場を転々とする移動生活から別れを告げ、4月から優先使用できるグラウンド、クラブハウスが誕生することが分かった。~~ ~~ 激動の1年を乗り切り、残留を決めたことで周囲の環境が変わり始めた。この日、海野社長は「まあいろいろな面で一人前のクラブになったんじゃないか」と笑った。目玉は、中巨摩(なかこま)郡昭和町にある町所有のクラブハウス、グラウンドを4月から優先使用できるようになったことだ。~~ ~~ 昨季までは県内のフットサル場を含む13カ所のグラウンドを転々。駐車場やスタンドでの着替え、青空ミーティングが通常だったが、「移動生活」とはおさらばだ。年間予算も地元スポンサーの協力、ホーム戦観客増の影響で昨季より5億アップの16億円。さらに、昨季までコーチを務めた結城治男氏(44)と、クラブ初の専属スカウト(肩書は強化育成部長)として契約した。大木監督は「1歩ずつ、良くなっている。ありがたい」と話した。~~ ~~ 運動量で相手を圧倒する攻撃的サッカーを、今後も貫く環境が出来上がりつつある。この日の会見で同監督は、日本代表オシム監督を例に挙げ、「考えて走るサッカーは、うちは2年前に終わっている」と真顔で言った。甲府初の日本代表選手誕生も夢ではなく、MF石原は「活躍すればチャンスはあると思う」と話し、大木監督も「チームが強くなれば選ばれる」と自信を見せた。昨季の15位から、一気に頂点を目指す。

グラウンド、クラブハウスといった設備面の充実だけでなく

運営予算が16億円まで上がるなど、

着々とクラブがJ1仕様になっていっているようです。

2年前まで売上が7億弱だったクラブが、

2.5倍の売上規模になったんだからすごいものです。

このまま慢心せずに、確実に残留して、

昇格2年目のジンクスを打ち破っていってほしいですね。

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2006年01月27日

赤字に対する姿勢に見る経営者の質 仙台と甲府

昨年のちょうど今日、こんなエントリーを書いていましたが、

''赤字予算《拙ブログ》''

また同じような内容で書くことになろうとは。

''2年連続の赤字編成 東北ハンドレッド・新年度予算《河北新報》''

ベガルタ仙台の運営会社、東北ハンドレッドは、

また今年も赤字の予算を組むようです。

収入総額:16億8000万円

支出総額:18億3000万円

収支  : 1億5000万円のマイナス

だそうです。

立ち上げ間もないベンチャー企業ならいざ知らず、

10年の実績があって、

累積債務が、20億に近い金額がある会社が

するべきことなのでしょうか?

チームの成績、リーグの昇格・降格は不確定なものです。

お金かけたからといって、必ず望みがかなうものでもありません。

J1昇格がかなえばペイできるとの経営判断なのでしょうが、

ギャンブル性が高すぎると思うのです。

当然サポーターとしては、今期昇格を勝ち取ることを望んでいますが、

それ以上に、クラブが仙台の街に存続しつづけることを望んでいます。

2年連続で赤字予算を組むフロントに

その点で不安を感じます。

ちなみに、河北新報の報道を信じれば、

2005年の当初予算は5,000万円の赤字でした。

そして、2005年の実績見通しでは、1億6,900万円だそうです。

当初予算より赤字幅が約1億円増えています。

シルビーニョの移籍金収入や富沢の完全移籍による獲得の断念などにより

赤字を圧縮してこの数字だそうです。

そうでなければ約3億円の赤字が見込まれていたとのこと。

このことを踏まえて見る、今期1億5,000万円の赤字予算は、

本当にこの程度で収まるのか心配してしまいます。

こんな東北ハンドレッドと対照的なのが、

今期J1に昇格したヴァンフォーレ甲府の海野社長です。

ヴァンフォーレ甲府 海野一幸社長インタビュー~~「予定より2〜3年早いJ1。でも簡単にJ2には戻らない」《J's GOAL》

海野社長はこのインタビューの中でこう答えてます。

>「まずは黒字ありき。収入に見合った運営、経営が甲府の信条です。赤字を出したら補填してくれる企業はない。甲府は黒字を出すしかないんですよ。Jリーグのクラブのことではないですが、第3セクターの会社などでは、困っても誰かがお金を出して穴埋めしてくれると思っている責任者が少なくない。また、その責任者も2〜3年で異動するから、前任者のやったこと以上をしようとしない。でも我々は成績も大事ですが、まずは黒字です」~~

>「それで万一J2へ降格したとしても、またJ1を目指してやればいいんです。~~昨年の開幕前、J2だった甲府がJ1だった柏に勝てると思った人はいないでしょう? でも勝てた。だから簡単には落ちないんですよ。選手も自信を持っています」

まずは黒字ありき。

海野社長の頭の中では、

 黒字 > チームの成績(昇格・降格)

なのでしょう。

経営者として当然のことですね。

当然サポーターや、地元の人々からは、

チームを強くするための支出を求められるでしょうが、

「入り」のとバランスを見ながら「出」を決めていかなければならない。

経営者はその難しいバランスをとることができるから、

経営者が務まるのです。

こういうあたりまえのことがきちんとできないと

会社は存続していかないでしょう。

東北ハンドレッドの名川社長は、

サポーター・地元市民の期待に応えるべく

「今期絶対J1昇格!」をお題目のように唱え、

それに向けての姿勢は見せてくれています。

けれども、経営者であるならば、さらに、

「俺の在任中に、累損を一掃してやるぜ!」

ぐらいの気概を見せて欲しいと、

よくばりな僕は思ってます。

海野社長が言う、第3セクターの責任者のような考え方を

名川社長はじめ東北ハンドレッドの経営陣が

持ってないことを願うばかりです。

<関連エントリー>

スポーツビジネスのコーポレートガバナンス《拙ブログ》

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2005年12月15日

甲府は身の丈に合わせて10億円

今期J2を6億円の予算で戦った甲府が、

来年J1を戦うにあたって、

10億円前後を見込んでいるとのこと。

%%%''甲府「身の丈経営」強調…来季予算は10億円《サンスポ》''%%%

先日このブログにも書いたマリノスは強化費だけで23億円

J1の今季最少は千葉の18億2000万円。

それと比べても半分近い甲府の予算。

来期甲府が、どこまでがんばってくれるのか、

楽しみにしています。

ある程度やれるという実感がつかめれば、

J1昇格を目指しているクラブや、

将来のJリーグ入りを目指しているクラブにとっては、

大いなる励みになるでしょう。

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