2005年10月19日

タイガーズ上場問題についての雑感

村上ファンドが、阪神電鉄の株を買占め、
阪神タイガースを上場させようとしている問題について、
いつも拝見させていただいている、二人のブロガーが
ご自身のブログに意見を表明されているので、トラックバック。

金融の専門家 木村剛氏のブログ
[木村剛のコラム] 星野仙一氏は上場に賛成すべき!

スポーツ総合研究所所長 広瀬一郎さんのブログ
村上ファンド/阪神タイガース


これらの意見を参考にしつつ、自分の意見をつらつらと。

#キムタケさんが言うように、自明のことだが、会社は株主のもの。
 ライブドアVSフジテレビ、この村上/タイガース問題、楽天とTBSなど、
 日本人が、資本主義の本質を知るという意味においては、いい教材だと思うし、
 日本の経済がひとつ大きく動いているということは、強く感じる。

#二人とも指摘しているメディアのあり方については、僕も疑問に感じる。
 事態を面白く見せられればいいという姿勢がメディア側にありあり。
 何かに守られていた社会から、自分のみは自分で守らなきゃならない
 その転換点に今いるってことをきちんと伝える必要が、本当はあるはずなのにね。
 たぶんメディア側の人間は、自分たちが、(第四の)権力側で守られている、
 そして今後も守られ続けると錯覚しているに違いない。
 フジ・TBSの例を見るまでもなく、そんなものは砂上の楼閣でしかないのにね。

#タイガースの上場問題については、基本的にはNO
 上場というのは、不特定多数の人からお金を集めて、
 さらに成長を発展させるものと、僕は理解しています。
 現状タイガースには、それほどの資金需要はないと思います。
 現状維持はあっても、更なる成長の余地は少ないでしょうし、
 現状の顧客(ファン)を倍増させるなんてことも難しいでしょうし。
 村上さんも、「ファンが株主になれますよ」、というメッセージよりも、
 「上場して、お金集めて、こんな○○をしましょうよ!」と
 ○○に具体的な言葉が入ったメッセージが出せると、
 ファンの見る目も違ってきたりするのかなと思います。

#唯一、○○に入る具体的な言葉で村上さんが行っているのは、
 「いい選手を集めてチームを強くして…」ということだと思いますが、
 上場によるファイナンスで集めたお金を、
 選手の人件費という費用に当てるのは、僕としては疑問符です。
 資本として集めたお金は、
 基本的に持続可能な成長に役立つお金として活用すべきであって、
 主には、資産の充実(タイガースの場合で言えば、甲子園の拡充・改善など)に
 当てられるべきで、短期的に消費される費用に
 その多くを割くべきではないと考えます。

#村上さんが、本当にスポーツビジネスの将来を考えての立場を取ってくれるなら、
 阪神電鉄の親会社の大株主として、子会社阪神タイガースの経営内容を
 はっきり開示しろというだけで十分です。
 タイガースが電鉄に貢いでいるのか、
 それともタイガースの赤字を電鉄が穴埋めしているのか、
 タイガースの経理上に、不明瞭なところはないか(一場に送った栄養費など)、
 コンプライアンス上問題となる点はないかなど。
 そこにメスを入れてくれるだけで、日本のスポーツビジネスは、
 一段ステップアップします。
 が、これは村上さんにとって、メインテーマ(お金儲け)ではないため、
 これだけを追うことはしないでしょうけど。

#余談ではありますが、スポーツクラブの経営内容の公開という意味で。
 EDINET(証券取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する
 電子開示システム)というサイトがありまして、
 こちらでは、Jリーグの2チーム、
 コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブと
 ベガルタ仙台を運営する東北ハンドレッドの
 有価証券報告書が閲覧できます。
 二つとも決して裕福なクラブではありませんが、
 経営内容を見る限りは、一生懸命収支を合わせている感じはします。










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Posted by achakun at 01:40Comments(0)TrackBack(5)