90年代後期に、Jに参入したクラブは、
だいたい同じような特徴を持っています。
○地方の大きな都市を本拠地としていること
○自治体が結構なお金をつぎ込んだこと
○なので、資本金が非常に大きいこと
○だけども初期の放漫経営がたたって、非常に累損が大きいこと
そんな中で、神戸は、新しくオーナーになった三木谷さんが、
私財をつぎ込んで累損を解消しましたし、
福岡は減資によって累損を解消しました。
仙台も福岡と同様の道を模索して現在進んでいます。
札幌も減資の方向性を模索していますが、
株主である北海道や札幌市の同意は得られていないようです。
コンサドーレ存続へ減資をお願い《スポーツ報知》
クラブ存続へ減資することをお許しください―。J1昇格を決めたコンサドーレ札幌が債務超過解消へ減資の承認を得るため、北海道と札幌市に必死のお願いを続けていくことが14日、明らかになった。
クラブを運営する北海道フットボールクラブ(HFC)は約2億円の債務超過解消のため、約20億円減資した後、増資する方針を正式に決定した。しかし、10日にその旨を道と市に伝えたところ、難色を示されたという。
児玉芳明HFC社長(70)は「税金を使っているので道も市も(出資金の価値が下がる減資に)厳しかった」と困惑の表情を浮かべる。スポーツ振興の重要性から「クラブ存続のためなんとか減資を認めていただきたい」と今後も承認を得るため、道庁、市庁へ何度でも足を運ぶつもりだという。
Jリーグからは来年度までの債務超過解消を義務づけられている。純粋な興行収入で2億円の黒字を出すことは事実上不可能。道、市が減資を認めなければ最悪、来季J1残留を決めても降格を通達される可能性もある。
来年3月末までとなっている道への5億円の借入金返済期限も延長されるかは不透明。財政問題の解決までは、まだまだ時間がかかりそうだ。
株主にとって減資というのは、
自分の持っている資産を減らされるということですから、
簡単には同意しにくいでしょう。
ましてや、道や市にとっては、税金をつぎ込んだ資産なわけですから、
簡単に応じては、道民・市民に示しがつかないという事情も分かります。
ですが、一方でサッカークラブを一企業としてみた場合、
装置産業でもないのに、売上よりも多い資本金と
多額の累損を抱えている状態は、
決して財務的に健全だとは言い難いです。
さらにコンサドーレの場合は、債務超過になっているわけですから、
いつ倒産してもおかしくない状態にあるというわけです。
コンサドーレとしては、道や市に、ひいては道民や市民に、
北海道や札幌にとってなくてはならないものなんだと納得してもらえるように
ピッチの内外でアピールし続けていくしかないのでしょうね。
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